大阪市生野区にパルナスボーヤが残っている建物が
「 ぐっと かみしめてごらんママの 暖かい心がお口の中に しみとおるよ~。パルナス♩」
というCM聞いたことがありますか?知らない人はごめんなさい。知ってる人は、はいそのとおり、日曜日の朝にテレビでみた「パルナス」のCMです。
パルナス製菓はWikipedeiaの文章を流用しながら説明させていただくと、戦後の砂糖販売統制解除を受けて洋菓子店を開いた際、ドイツ菓子やフランス菓子といった一般的な洋菓子店と異なる独自のカラーを打ち出そうとしたためで、開業にあたっては当時のソ連(ロシア)対外文化交流協会から菓子の資料を取り寄せるなど、洋菓子の中でもソ連(ロシア)のお菓子を販売。
パルナスに技術指導をした工場長によると創業者は、戦時中日本海軍に従軍し、復員前に乗船したソ連船内でウォッカとレバー入りピロシキを口にしたのがロシア料理との出会いだったと語っており、単にドイツ菓子やフランス菓子を避けただけではなく、ソ連(ロシア)に思い入れがあったのかもしれません。
レトロな建物と電車を見に行こう!
そのパルナスの菓子を売っていたお店が当時の面影を濃く残したままの建物が大阪市の生野区にあることを知り、見に行こうと思いました。そしてついでにと言ったら失礼ですが、今も昭和40年製の電車103系が現役で走っている姿も見ようと阪和線の始発駅天王寺駅にも立ち寄ってきました。
関東ではもう見ることができない103系、関西では現役で走っている路線がいくつかあります。都会から一番近いのが阪和線・ 関西本線(大和路線) です。大阪第2のターミナル駅に103系が走っていること自体関東の人から見たらびっくりするでしょうね。天王寺駅で青色の103系を撮影する。
103系のことに関しては別のサイトで記事にしました。
青色に103系の撮影が終わったら関西本線(大和路線)で黄緑の103系に乗車。一駅向こうの東部市場前駅に移動し、2つ目の探し物の場所へ
パルナスの建物を見にいざ生野区へ!
東部市場前駅を降りて今里筋を北上し、生野区の田島あたりを目指します。途中貨物駅である百済駅や東部市場の前も通るので鉄道好きの私はなかなか目的地へたどり着きません。
百済駅での撮影も満足し、北へ歩くこと10分程度。パルナスの建物が見えてきました。
パルナスの文字が見えるとやっぱり脳の中にあのパルナスのCMが流れ出します(笑)
パルナスキタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ !
テントに残っていた白、青、赤の生地がほとんどなくなっているが、城のデコレーションやパルナス坊やがこれだけ鮮明に残っていれば昭和の産業遺産決定です!
しかし、良く残ってましたね~。
パルナスですが、実はまだパルピロは食べることができます。パルピロとはパルナスのピロシキのこと。阪神尼崎駅にモンパルナスと言うお店があって直系のお店ではありませんが、パルピロと呼べるくらい一番オリジナルに近い味です。百貨店の催事でよくモンパルナスさんがピロシキ売ってます。いついつ~ってわからないんですが、梅田大丸、心斎橋大丸、あべの近鉄などで販売しているそうで、調べると催事の日が見つかるかもしれませんね。
パルナス 近藤商店
住所: 大阪市生野区田島3丁目付近
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