2019年にまさかと思っていたが・・・
2019年にこんな記事を読んだ。もちろんこの記事を読んだときは、2020年の今を想像できなかった。
この記事にはこう書いてあります。
日本で初めてタピオカブームが起こったのは、1992年といわれています。ちょうど平成バブルが崩壊している最中の出来事になります。
タピオカブームは本当に「株価暴落の前兆」なのか
2回目のブームは、リーマンショックが発生した2008年です。このように考えると、今年のタピオカブームが不況の前兆ではないかというウワサ話にも、妙な説得力があるように思えてしまいます。
タピオカがブームになるとその後に不況がやってくる。それは偶然重なっただけであっていったい何の因果関係があるのと思うでしょう?確かにそうかもしれません。しかしこの全く因果関係がないことも、3度も続くと影響を起こすことがでてきます。 心理学では「錯誤相関」 と言いますがそれは、この記事の後半で
「タピオカ不況」は一種のアノマリー」であるとも書いてあります。アノマリーってなんでしょうか?
アノマリーとは
アノマリーとは、具体的な根拠や理論をもって説明することはできないものの、経験則上よく当たるといわれる物事のことをいいます。大安に結婚式を挙げると幸せな生活が送れるという経験則も、典型的なアノマリーです。
ピオカブームは本当に「株価暴落の前兆」なのか
タピオカブームと不況の時期が今後もピッタリ重なるのであれば、夏枯れ相場と同様に、株式市場における有用なアノマリーとなってくるかもしれません。
タピオカブームはこれで3回ともシンクロしてるんですね。怖いですね。
アノマリーが成立する要因としては、アノマリーを信じる投資家たちがその通りに行動することで株価に影響が出てくるという説があります。つまり、ある出来事と株価の変動に本質的な因果関係がなくても、それを信じる人が多ければ、その通りに株価が動くということです。本当は因果関係のないものに相関性を見出してしまうことを、心理学では「錯誤相関」といいます。そのルーツは、古代における雨乞いの儀式にまでさかのぼります。
ピオカブームは本当に「株価暴落の前兆」なのか
本来、雨乞いの儀式と降水の間に因果関係はないはずです。しかし、雨乞いをした日に降水があると、人は雨乞いをしたら雨が降ったと考えてしまいます。特に、雨乞いが連続して成功していけば、雨乞いの有効性が徐々に確信に変わってきます。こうなってしまうと、雨乞いを行なった日に降水がなくても「祈りが足りない」、ないしは「供物が少ない」などといったやり方の部分に視点が移ってしまい、雨乞いという儀式自体を否定しなくなります。そのため、多少失敗したとしても、雨乞いの儀式はいろいろな地域で長きにわたり受け継がれていったのではないでしょうか。
いやいや、世の中科学だけで証明できないいろんなことがありますなぁ。
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