SDGs〜世界を変えるための17の目標

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みんなで次の世代のことを考えませんか

最近よく聞くようになった言葉の中に「SDGs」があります。「SDGs」とは、Sustainable Development Goalsの略で「持続可能な社会を目指して世界で協力していく17のゴール」 のこと。


「持続可能」とは、どう解釈するか意見が分かれると思うが、まずはマイナスをゼロに持っていくことだと思う。
たとえば、17のゴールの1つめ「1.貧困をなくそう」は、「1.みんなで豊かになろう」とは書いていない。みんなが豊かなになることが最終目標かもしれないが、その前に、世界から貧困をなくそうと訴えている。そう、誰一人取り残さない世界の実現を目指しているのだ。

誰一人取り残さない世界の実現にむけて大事なこと

誰一人取り残さない世界とは、生きることがしんどい人が普通の生活を送れるようにすることである。しかし、この国は今誰一人取り残さない世界へと向かっているのでしょうか。
私はむしろ逆行していると思います。新自由主義政策が始まって、公社が民営化され、さらに「聖域なき構造改革」のあと、格差社会が生じました。
Wikipediaの新自由主義によれば
アメリカにおいて1970年代のスタグフレーションを契機に物価上昇を抑える金融経済政策の重視が世界規模で起き、レーガノミックスに代表されるような市場原理主義への回帰が起きた。自己責任を基本に小さな政府を推進し、均衡財政、福祉・公共サービスなどの縮小、公営事業の民営化、グローバル化を前提とした経済政策、規制緩和による競争促進、労働者保護廃止などの経済政策の体系。競争志向を正統化するための市場原理主義からなる、資本主義経済体制をいう。新自由主義を信奉した主な学者・評論家・エコノミストにはミルトン・フリードマン、フリードリヒ・ハイエクなどがいる。また新自由主義に基づく諸政策を実行した主な政治家にはロナルド・レーガン、マーガレット・サッチャー、中曽根康弘、小泉純一郎などがいる。
わかりやすくいうと、弱者切り捨ての経済政策です。
格差社会は、リーマンショックのような世界規模な事件に弱く、大量の派遣切りが行われ、雇う側と雇われる側の格差がはっきりしました。 格差が広がると立場の強弱の差も広がります。
社会学者の宮台さんは、新自由主義はもともと”「小さな政府」で行くぶん「大きな社会」で包摂せよ”という枠組だったといっています。

「大きな社会」とは経済的にちょっとしんどくなったり、ひとりで生きていくことがしんどい人がいたら、誰かが気が付き、寄り添ってあげることだと思っています。

SDGsの実現のためには国の考えの反対をゆく

新自由主義は規制緩和を目標に掲げましたが、大企業に有利になるものが多いのも事実です。資金力も人材力もある大企業が市場を独占する状態は、規制緩和以前よりもよい世界になったといえるのでしょうか?
私はむしろ生きづらくなったと思います。だからこそ今企業がイニシアティブを取り、また一人ひとりが声をあげることで、住みよい世の中を作り上げていく時代が来ているのではないでしょうか。
そのためにSDGsを理解し、目標を達成することはとても重要だと思います。ですので、まずは、みんなでマイナスをゼロにしましょう。ゼロになったあとにより住みやすい社会にするにはどうすればよいか考えましょう。そのためにもまずは みんなでマイナスをゼロにする仕組みを考えませんか。

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