12年ぶりに高知県柏島に行ってきました。(その3)

12年ぶりに訪れようと企画した高知県の最南西に位置する柏島。柏島に行くまでに豪雨災害などいろいろな問題がありましたが無事に到着いたしました。

11時から家族で海で泳いだあと、15時にはシャワーを浴びて島でのんびりしました。柏島は高知県の最南西部に位置する橋でつながった島。柏島から見える沖ノ島がありますが、宿毛から船で渡らないといけなくて、車やバイクで行ける場所としては柏島が最南西です。

現在は1967年(昭和42年)にできた柏島橋と新柏島大橋は1993年(平成5年)の2本が柏島と高知県本島を結んでいます。

柏島から右が柏島橋左が新柏島大橋
1993年(平成5年)にできた新柏島大橋
1967年(昭和42年)にできた柏島橋
1967年(昭和42年)にできた柏島橋

柏島橋の下には木造時代の先代の橋の遺構があります。

海水浴客が増えて今は橋の上からの飛び込みは禁止ですが、昔は飛び込めました。晴れてる日はダイビングしますが、荒れていて後浜が潜れないときは、竜ケ浜か樫西で潜るか、この橋らへんで遊ぶかでした。

黒潮がダイレクトに当たる柏島は海の水がきれいで魚種が多いことで有名な場所で、1,000種類近い魚種がいる。

柏島の後ろ側「後浜」は太平洋。島より北は豊後水道になって、周辺の海よりも暖かく、沖縄でしか発見されていない魚もこの柏島で数多くみられる。

後ろ浜でダイブング中の船。この下はサンゴ礁

特にマクロダイバーにはたまらない場所である。

私もかつて2004年7月に柏島で甲殻類仲間の明林永二氏とこの地を訪れ見たことのないヤドカリを発見しました。その後千葉県立中央博物館の駒井先生に論文を作成して頂き、このたび2005年3月に新種「カシワジマヒメホンヤドカリ」Pagurixus fasciatusとして正式に登録されたお手伝いをした思い出深い地でもあります。

12年前の私。なんとも懐かしい。

場所柄悲しい歴史もあり太平洋戦争末期には震洋特別攻撃隊の基地にもなり、そのことを今に伝える碑が島には残っています。

島のほとんどが丘陵地で北東だけが漁港になっていて、今は養殖業が盛んで、漁師・養殖業の方と、ダイビングショップ、釣り客、レジャー客向けの旅館、民宿業を営む世帯も。

柏島にあるはやぶさ水産
柏島の湾内
ダイブングのボンベ

コンビニエンスストアや銀行、ガソリンスタンド(船には給油できます)はなく、商店が何件かあります。飲食店は食堂形式のお店が数件あります。

名称:高知県幡多郡大月町柏島

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